【江戸時代の面影を残す萩城下町】散策2♪♪♪

Author: 黒川眞澄 2016-05-17 06:33:20 Views: 434

 

 

水の都「萩」の景観を水辺から遊覧する「萩八景遊覧船」。

 

遊覧コースは指月橋を始点に、お城の疎水を通り、常盤島経由で橋本川本流に入り、
堀内伝建地区内・平安古伝建地区内の武家屋敷群を川から眺める約40分の往復ルートです。

 

 

井上剣花坊は萩城下江向に生まれました。

 

白水小学校木間分校の教員を経た後、新聞記者となりました。

 

日本新聞社会部長の頃、正岡子規に刺激され、当時の川柳が次第に狂句に堕落して
いくのに憤慨して、川柳の改革を志し、同紙上に新題柳樽として作品を次々に発表しました。

 

柳樽寺剣花坊の名で川柳改革に専心し、時事・社会・人生に広く題材を求める新川柳の
総師となり、川柳中興の祖と称されました。

 

門下生は全国各地に広がり、中には雉子郎の川柳名を持つ作家吉川英治もいました。

 

萩博物館は萩開府400年の記念日である平成16年に開館しました。

 

建物や外観は、敷地が旧萩城三の丸にあたる堀内伝統的建造物群保存地区内に
あることから、かつてこの地区内にあった規模の大きい武家屋敷の特徴にならっています。

 

萩の歴史・文化発信拠点として、吉田松陰、高杉晋作を始め幕末維新関連の実物資料を
展示のほか、萩の文化、自然を模型映像を駆使して紹介しています。

 

旧萩城の外堀から外側に広がる城下町は、町筋は碁盤目状に区画され、中・下級の
武家屋敷が軒を連ねていました。

 

現在でも町筋はそのままに残り、往時の面影を留めています。

 

御成道に面して藩の豪商、江戸屋、伊勢屋、菊屋の商家が並んでいたため、横町には、
それぞれの名が残されています。

 

藩の豪商・菊屋家、久保田家を始め、幕末の風雲児・高杉晋作の誕生地、
維新の三傑と詠われた木戸孝允、別名"桂小五郎"の生家、第26代総理大臣・田中義一の
誕生地等があります。

 

晴れた日には、太陽の光が反射して眩しいほどの白いなまこ壁の美しい
この横町は「日本の道百選」の一つに選ばれています。